現行車であるガソリンエンジン車の「フィアット500」「アバルト595/695」そして日本では馴染みがないけれど「ランチア・イプシロン」を製造を担っている、FIATのポーランドTychy(ティヒ)工場。
映像でみると工場見学みたいで面白い。
むしょーに夜中に見たくなったりもするし、晩酌のお供にも意外とイケる(笑)
しかし、このポーランドTychy(ティヒ)工場も、次世代車となるEV・電気自動車のSUVモデルの生産プラントに変わるらしく、準備が進められているとのこと。
2023年以降に、現行のフィアット500およびアバルト595/695は製造ラインは事実上の操業停止となるため、いよいよ生産終了が目前と迫ってきている。全てのラインナップが完全に廃止となるのかは分からないけれど、欧州のEVシフトの潮流からして内燃機関のモデルを製造し続けるメリットは希薄だろう。
そのうち日本にも、フィアット「500e」とか、アバルト「595e」(仮)を本腰入れて売りに来ると思われる。
ステランティスは全モデルの電動化にグループ総出で推進中。
ポーランド工場でのAセグメントのシティカーの生産を終了し、フィアット、アルファロメオ、ジープ、ランチア各ブランドの電動SUVの生産に充てられると言われている。
コンパクトカーは電気自動車のフィアット「500e」に軸足を移しているわけだけれど、本格的なEV時代はこれから。日本でもこの6月(2022年)に発売が決まってはいるものの、まだ台数や少なく、高価格かつリース販売のみとされている。
現在、EVチンクエチェントはFIATお膝元であるイタリア・トリノの歴史ある「ミラフィオーリ工場」にて製造。
おそらくは電動アバルトもミラフィオーリで作られるのでは?
と、もっぱらの噂。
量産の規模からしても普通にそうなると思うが、奇しくもフィアット500・アバルトともに『メイド・イン・イタリー』に返り咲くのはなかなかに感慨深いものはある。FIAT関係者はもちろんイタリア人だって素直に喜んでいるだろう。
そりゃ「500e」にも『メイド・イン・トリノ』と記すのも当然だ。
先代チンクエチェントこと、
古き良きフィアット500(旧車)もトリノのミラフィオーリ工場で生産されていたのだから。